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【朝晴れエッセー】1月月間賞 「じいのボランティア」土田馨さん

1月月間賞の選考に臨む作家の門井慶喜さん(右)と玉岡かおるさん=大阪市浪速区の産経新聞大阪本社(沢野貴信撮影)
1月月間賞の選考に臨む作家の門井慶喜さん(右)と玉岡かおるさん=大阪市浪速区の産経新聞大阪本社(沢野貴信撮影)
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 山田 僕も次点に選んでいます。愚痴がない。

 玉岡 「彼らは母にたいしてよい感情を持っていない」、ここを書いてほしいと思います。エッセーとしては、やはり人間の気持ちが出たり入ったりを書いてほしいです。

 山田 僕は15歳の作品「うちの大黒柱」です。淡々と書いていながら、祖母の話から父親の話にドラマチックに切り替わる。玉岡さんと門井さんの優秀作が重なる「じいのボランティア」はいかがですか。

 門井 盛り付けているエピソードの数が多い。手を替え品を替え、退屈しない。イチオシに近い優秀作です。大きな題材ではなくてもしっかり書けるんだということを評価したい。

 玉岡 そうなんです。だれにでもあるような風景の中にネタを見つけることがエッセーの基本中の基本です。「学校に行きたくない」と泣いていた子が「じいとなら行く」。じーんときました。朝読んで「いいわー」と思うエッセーですね。

 山田 「愛犬まるこ」はどうですか。

 玉岡 ペットの作品が多い中で、犬が人間になるという、なかなかない見方が新鮮でした。

 門井 皆さんラストでくどくなる中、この作品はくどくないです。

 山田 「南米の風」はいかがですか。

 門井 題材が強烈で、文章もしっかりしています。男子同級生のことをいろいろ書いて、実際会ったらどうだったかということを書かないんですね。そこも買いなんですよね。

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