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【ポトマック通信】急進左派が嫌いな民主

14日、米中西部アイオワ州デモインで、候補者討論会後に言葉を交わすウォーレン上院議員(左)とサンダース上院議員(ロイター)
14日、米中西部アイオワ州デモインで、候補者討論会後に言葉を交わすウォーレン上院議員(左)とサンダース上院議員(ロイター)

 米大統領選の民主党候補指名争いで、女性のウォーレン上院議員が急進左派のサンダース上院議員に「女性は大統領になれない」と言われたと主張している問題がくすぶっている。

 最近では2016年の前回大統領選の同党候補指名争いでサンダース氏を退けたクリントン元国務長官が米芸能誌に「サンダース氏のことは誰も好きでない」などと厳しく批判し、ウォーレン氏に加勢した。

 サンダース氏が実際に女性差別的な発言をしたかどうかは別にして、一連の騒動で浮かび上がるのは、民主党の政策決定に携わる中心的グループがいかに同氏を嫌悪しているかだ。

 ある民主党関係者は筆者に「ウォーレン氏は左派だが、従来の民主党の方針と整合性のとれた政権運営が期待できる」とする一方、サンダース氏については「米国の民主制度自体を破壊しようとしている」と警戒感をあらわにした。米紙ニューヨーク・タイムズがウォーレン氏支持を打ち出したのも、左派勢力をウォーレン氏の下に一本化させたい民主党の意向が反映されたものだろう。

 しかし、今の民主党で最も活気があるのはサンダース氏の陣営だ。民主党は、さまざまな小細工を弄して同氏の候補指名を阻止し、本選で敗退した前回大統領選の失敗から学んでいないようだ。(黒瀬悦成)

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