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【直球&曲球】中江有里 フードロス減らす工夫

昨年2月の節分の日に売り場に並んだ恵方巻き=東京都内
昨年2月の節分の日に売り場に並んだ恵方巻き=東京都内

 この時期、スーパーマーケットに立ち寄ると「恵方巻(えほうまき)」の文字に出くわす。節分に恵方巻を食べるというのは、関西出身の私にとっては当たり前の行事だったが、気付けば全国区になっているようだ。

 年末年始は、クリスマスケーキ、チキン、お節料理…とお祝いや縁起担ぎで食べるものが増えるが、恵方巻もそのひとつ。しかし近年はフードロス(食品ロス)の声も上がっている。

 まだ食べられるのに廃棄される食べ物=フードロスと呼んでいる。

 世界に目を向ければ水や食料の足りない発展途上国もある一方で、日本は飽食だが、食料自給率は半分以下、輸入に頼る種類の食品も多数ある。

 そんな中「食品ロス削減推進法」が昨年秋に施行された。国、地方自治体などがフードロス対策を努力することを求めるものだ。

 そこで企業も本腰を入れて対策に乗り出し始めた。コンビニエンスストアといえば冬はおでんが人気だが、ファミリーマートは、注文ごとにパックから取り出して電子レンジで温めて提供するサービスを始めた。客は好きな具を選べないが、フードロスと店員の負担軽減が期待できる。モスバーガーでは、品質には問題ないが賞味期限が短く、廃棄せざるを得ない食材を生活困窮者などを支援するフードバンクに無償提供している。

 単純に食材を無駄にするのはもったいない。このもったいない精神があれば、いろんなアイデアが生まれてくる。

 以前訪ねた個人経営の飲食店では、料理とともに店員から入れ物を渡された。食べきれないと思うものは持ち帰れという。外食ではつい食べ残してしまうことが多かったが、食べ残す前に持ち帰る分を取り分けるとは、斬新な発想だった。

 自分のことを言えば、うっかり買ったことを忘れたり、食べきれなかったりすることはある。それらを廃棄する度に「もったいなかった」と反省している。フードロス対策は個人それぞれが食材に「もったいない」意識を持ち、自分なりに無駄削減を実践していくことで成果がでるのではないか。

【プロフィル】中江有里

なかえ・ゆり 女優・脚本家・作家。昭和48年、大阪府出身。平成元年、芸能界デビュー、多くのテレビドラマ、映画に出演。14年、「納豆ウドン」で「BKラジオドラマ脚本懸賞」最高賞を受賞し、脚本家デビュー。フジテレビ「とくダネ!」に出演中。文化審議会委員。

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