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【iRONNA発】米大統領選 「高齢候補だらけ」に風穴はあくか 前嶋和弘氏

前嶋和弘・上智大教授
前嶋和弘・上智大教授

 11月に迫った米大統領選は、候補者の高齢化が目立つ。現職のドナルド・トランプ氏はもちろん、民主党の有力候補も軒並み70代だ。現状を打破し得る候補がいないわけではないが、こうした高齢化の背景に何があるのか。

 「なぜ70代ばかりなのでしょうか?」。米大統領選について講演すると、いつもこの質問を受ける。確かに、民主党有力候補のジョー・バイデン前副大統領は現在77歳。支持率でバイデン氏を追うバーニー・サンダース上院議員が78歳、エリザベス・ウォーレン上院議員も70歳であり、彼らトップ3は70代である。

 そもそも歴代大統領の没年を見ても、比較的長寿だ。理由は定かではないが、大統領経験者として、比較的裕福な生活を送るだけに、高いレベルの医療を受けることができるのは確かだ。

 もう一つは、米国版「団塊の世代」のずぶとさが、政治の世界では次の世代交代を阻んでいるという見方もある。現職のトランプ大統領は1946年生まれで、現在73歳である。バラク・オバマ前大統領は例外として、実はビル・クリントン氏と、その直後に就任したジョージ・W・ブッシュ氏はいずれもトランプ氏と同じ46年生まれだ。

 ◆米版「団塊の世代」

 米国の世代分類の中で、「ベビーブーム世代」は46~64年生まれと幅広い。この46年というのは、米国では第二次世界大戦終結直後のベビーブームが始まった時期である。ベトナム戦争や公民権運動など若者による激しい戦いの時代を生き抜いてきた世代だ。今年の選挙戦も、米国版「団塊の世代」前後がいまだ政治の中心であることを示しているのかもしれない。

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