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【日曜に書く】論説委員・山上直子 観光公害の処方は「旅」にあり

 レバノンで先日、日本批判を繰り返した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告の言葉が聞き捨てならなかった。司法制度や日産への恨み節はまだしも、「制度が変わらない限り外国人には誰も日本へ行くことを勧めない」と言ったのだ。一流の経済人とは思えない、乱暴な言いようではないか。

 東京オリンピック・パラリンピックを控え、多くの人がいかに観光客らをもてなすかに心を砕いているというのに。

 もちろん、課題もある。司法などではない。空前のインバウンド(訪日外国人客)急増に伴う、オーバーツーリズム(観光公害)という問題だ。

◆増え続けるホテル

 日本有数の観光地、古都・京都。旅行好きの人には耳よりの話がある。最近、京都のホテルの予約が取りやすいのだ。

 「今なら中心部でもシングル1室で4000円を切るビジネスホテルがいくらでもありますよ。予約が取れない、価格が高騰しているというのは以前の話。何しろ今年と来年でまだ20以上のホテルがオープンするのですから」と教えてくれたのは、『観光公害-インバウンド4000万人時代の副作用』などの著書がある佐滝剛弘・京都光華女子大教授(観光学)。

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