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【朝晴れエッセー】お茶漬け・1月5日

 ごはんにお茶漬け海苔をかけ、お茶漬けにするとき、皆さんは「お湯」を注ぐだろうか? 私は熱い「お茶」を注ぐ。実家では子供の頃からそうだった。

 結婚当初、夫にも当たり前のようにお茶を注ごうとしたときである。

 「何でお茶やねん」。夫が驚いたように言う。「えっ、お茶漬けやん」「お湯やろ。お茶は変。お茶づけ海苔の塩味が台無しやん」「嘘ぉ~。ずぅーとうちではお茶やったよ」。

 知らなかった。お茶づけ海苔にはお湯なんだ。それは私にとって衝撃的な出来事だった。

 が、しかし、三つ子の魂百までというように、夫のお茶漬けにはお湯を注いでも自分用にはお茶、というのがいまだに変えられない。断然お茶のほうがおいしいように思う。

 わが家では、私、長男、次男とお茶派。夫と三男がお湯派と別れた。中でも次男は無類のお茶漬け好きとなり、毎日のように欠かさず熱いお茶をかけて食べていた。

 それがいつの頃からか夏には水、冷たい麦茶、ウーロン茶へと変化していった。

 「それ、おいしい?」。私はこれまた驚いて問う。「うん、おいしい」。

 いつしか次男をはじめ、息子たち皆が自由なお茶漬けを楽しむようになっていた。お茶漬けが進化している。息子たちはチャレンジャーだった。

 そういえば、いまは水やウーロン茶など、自由な発想のお茶漬けを楽しむCMが流れている。

 どうも頑(かたく)なに頭が固いのは、私と夫だけのようである。今度、私も試してみようかな、と思い始めている…。

後藤田郁子 58 大阪府阪南市

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