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【環球異見】英総選挙、保守党が圧勝

13日、英下院総選挙で大勝し、首相官邸前でポーズをとるジョンソン首相 =ロンドン(ロイター)
13日、英下院総選挙で大勝し、首相官邸前でポーズをとるジョンソン首相 =ロンドン(ロイター)

 欧州連合(EU)離脱問題の命運がかかった英国の下院総選挙は、早期離脱を訴えたジョンソン首相率いる与党・保守党が過半数の議席を獲得し、圧勝した。英紙は、混迷が終わり「離脱への道筋が開けた」と評価する一方、スコットランド独立問題の再浮上による「連合王国」崩壊の危機に言及した。米紙は、労働党の敗北はトランプ大統領の再選阻止を狙う民主党に「戦略上の教訓」を突きつけたと指摘した。

 □英国 フィナンシャル・タイムズ

 ■離脱に道筋も連合失う危機

 ジョンソン首相は総選挙の勝利で、EU離脱をめぐる膠着(こうちゃく)状態を打開した。「決められない政治」といわれる混迷に終止符を打てたが、離脱という選択が英国を繁栄させるかどうかは不透明だ。

 「EU離脱は実現するが、ジョンソン氏の勝利は英国の未来を不確かにした」

 総選挙の結果が判明した直後の13日。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は分析記事でそう指摘した。同紙は、ジョンソン氏率いる与党・保守党の圧勝を受けて「英国の離脱への道筋は、良くも悪くも開けた」と評価した。その上で、「ジョンソン氏は、本人の力では制御できないEUとの貿易交渉や北部スコットランド独立問題によって、政権の評価が決まることを知らなければならない」と指摘。「ジョンソン氏は明確な戦略が必要」と強調した。

 総選挙では、スコットランドの英国からの独立の是非を問う2度目の住民投票の実施を公約に掲げた地域政党「スコットランド民族党(SNP)」が35から48に議席を伸ばした。同記事は「独立の是非を問う住民投票の到来を告げる可能性がある」と予想し、「保守党は(勝利の)歓喜に沸く真っ最中であるにもかかわらず、離脱を確実にしても連合王国を失うかもしれないことを恐れているかもしれない」と分析した。

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