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【記者発】たたかない、怒鳴らない子育て 大阪社会部・加納裕子

DVは「子どもの心も壊す」とした内閣府のポスター
DVは「子どもの心も壊す」とした内閣府のポスター

 親の体罰防止に関するプレスリリースがいくつも届いた。親による子供への体罰を禁じる改正児童虐待防止法などが来年4月、施行されるからだ。今年は「子どもの権利条約」が国連で採択されて30年の節目の年でもある。

 そもそも人に暴力をふるえば傷害や暴行といった刑事罰に問われるが、日本では親(親権者)に限って必要な範囲で子供を戒めることを認める「懲戒権」の規定が民法にある。だが、来年4月の法改正で、全ての暴力は許されないことが明文化される。

 実際、子供への虐待事件は多い。報道されるたび、いたたまれなくなる。わが身を振り返れば、小学生の長男に対し、激しく怒ってしまうことがある。本当はいつも笑顔の母親でいたい。大きな声を出しても効果がないのは分かっている。でも、他の方法が分からない。

 そんな悩みも抱えながら、神戸学院大で開かれた市民公開講座を取材した。三重県児童相談センター前所長の鈴木聡さんは「児童相談所は、しつけか虐待かといった議論には乗らない。理由を問わず、暴力は許されない」と言い切った。同大現代社会学部の神原文子教授は「子供はどんなに悪いことをしても大人から暴力をふるわれるいわれはない、ということがもっと広まるべきだ」と訴えた。その通りだと思う。

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