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【話の肖像画】星野リゾート代表・星野佳路(59)(11)運営の基本にある「教科書」

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米コーネル大ホテル経営大学院で出会った「教科書」を実践でも重視している
米コーネル大ホテル経営大学院で出会った「教科書」を実践でも重視している

 〈米コーネル大学大学院でホテル経営において指針となる「教科書」に出会った。その一つが米経済学者、マイケル・ポーター氏の『競争戦略』だ。「まず考えるべきは『何をやらないか』だ」とするポーター氏の論理は、開発や所有をやめて運営に特化した星野リゾートの経営ビジョンにも重なる〉

 ポーター氏には「戦略とは何か」というタイトルの論文があります。これが私にとって経営に一番影響を与えてくれた大事な論文で、星野リゾートの戦略の基本概念として社内のイントラネット上で公開し、社員に必ず読んでもらうようにしています。ホテル業は成熟産業で最初から厳しい競争にさらされています。こうした状況のもと、何を犠牲にして何の価値を上げることができるのか。ポーター氏の『競争戦略』を理解することにより、社員に俯瞰(ふかん)的な視野を持ってもらいたいというのがその目的です。

 〈組織を考える上での教科書としてケン・ブランチャード氏の『1分間エンパワーメント』を挙げる。この著作の日本語版「社員の力で最高のチームをつくる 1分間エンパワーメント」の共同翻訳者として名を連ねるほど心酔、大きな影響を受けた〉

 ブランチャード氏は「フラットな組織文化をつくることが競争力に結びついていく」と説いています。一読してこれが組織のあるべき姿だと思いました。それ以降、言いたいことを言いたい人に言えるフラットな人間関係、組織づくりに取り組んできています。そしてそれが今の星野リゾートにつながっていると思っています。ブランチャード氏の論文に出会ったのは1980年代で、初めての論文『1分間マネジャー』でした。衝撃的でしたね。それ以降、ブランチャード氏の出した論文は全部読んでいます。会社を活性化するためには「現場で働くスタッフのモチベーションをいかに高めるか」ということが最も重要だと学びました。

 <ポーター氏やブランチャード氏など経営の「教科書」を重視することが星野リゾートの特徴だ>

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