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【新聞に喝!】「桜国会」記事 誰が読んだのか 門田隆将

総理主催「桜を見る会」追及チームに出席し関係省庁の職員(手前)から被推薦人リストなどについて聞き取り調査を行う共産党・田村智子氏(中央)ら野党議員=11月14日午後、国会内(春名中撮影)
総理主催「桜を見る会」追及チームに出席し関係省庁の職員(手前)から被推薦人リストなどについて聞き取り調査を行う共産党・田村智子氏(中央)ら野党議員=11月14日午後、国会内(春名中撮影)

 こんな新聞を誰が読むのだろう。正直、そんな気がする紙面だった。

 臨時国会閉幕の翌10日付の朝日は「これでもか」という文言で埋め尽くされた。

 1面トップで〈桜を見る会 説明従来通り 首相会見 名簿「適正に廃棄」〉を皮切りに〈「信なくば立たず」どこへ〉という署名入り批判記事が続き、中面には〈説明責任 避けた政権 「桜を見る会」実態なお不透明〉とのルポ。さらに、〈政権の専横を忘れまい〉と題して、〈説明責任を顧みず、論戦から逃げ回る。安倍政権の立法府軽視も極まった観がある〉との社説が掲げられた。

 社会面では〈国会幕引き 怒りの声 桜を見る会 市民「すべて明らかに」〉と展開。首相会見の一問一答も合わせると総行数は1100行以上に及んだ。毎日の紙面も同様だったが、全紙の中でも両紙の分量は他紙を圧倒し、まさに「桜一色」だった。

 紙面を繰りながら、この1カ月、「桜を見る会」報道と野党の追及を国民はどう見ていたのだろうか、と考えた。批判があるとすれば、招待客が膨(ふく)れ上がり、ついには1万8千人にもなったことを安倍晋三首相は長期政権の弊害として反省すればいい。それだけの話だ。野党とマスコミはこのネタに、あらゆる疑惑とやらをぶつけてきたが、悉(ことごと)くブーメランとして返ってきてしまった。

 後援者を招いたとの批判も、民主党時代、議員1人あたり8人の後援者を招くとして〈後援者の方等(とう)をご夫妻でご招待いただく絶好の機会〉との文書を配布し、計3200人の後援者を呼ぶ計画だったことを産経に暴露された。

 前夜の宴会費が5千円だったことも問題視されたが、野党幹部が1700円でやっていたことが明らかにされ、ジャパンライフ元会長が招待されていたのも「民主党時代も招待されていた」とのブーメランとなり、同社顧問として広告塔を集めていたのは、朝日元政治部長だったことまで判明するお粗末さ。

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