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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】ワニ まだワクワクしないけれど…

まずはワニグッズを集めるところから…
まずはワニグッズを集めるところから…

 怪獣ブームのどさくさに紛れ、発売された“ワニゴン”のプラモデル。

 鼻先に角が付いているが、どう見てもフツーのワニである。完成後にはゼンマイ仕掛けでその四肢(しし)を動かし前進するのだが、何か物足りない。

 いや、いずれこの聞き慣れない新怪獣もテレビか映画で大暴れするものとばかり思っていたが、いつになってもそんな情報は入ってこなかった。

 どうしたことかとプラモの箱の文章をよーく読んでみたら“ニットー・オリジナル怪獣”と、書かれてある。

 当時、小学生だった僕はその真意がよく分からなかったが、偽物を掴(つか)まされたことだけは確かなようだ。以来、オリジナルという言葉には気を付けるようになった。

 ところで話は変わるが、寺や神社の祭りの際、参道の出店でよく売られていたゴムヘビ。この連載でも以前、絶滅危惧種と称しやたら集めてるって話をしたことがあるが、ゴムヘビと何故(なぜ)かペアで並んでいたのがゴムワニである。そのスケールの小ささから印象は至(いた)って薄いが、ヘビ同様、ワニも神様扱いであることは余り知られていない。

 古代インドの川の神である“クンビーラ”はワニの化身。それが日本に伝わって金毘羅となったのだ。あの四国の“こんぴら”がその正体。だから、ゴムワニとゴムヘビは必然的に参道に発生していたのである。

 1970年代、大ブームとなったパニック映画。凶暴なワニモノも何作か制作されたが、不幸なことに米映画『ジョーズ』にすっかり人気を食われ、少し流行(はや)りの兆しがあった『クロコダイル・ダンディ』(豪)では、当のワニに陽が当たらず、ダンディの方ばかりが持て囃(はや)されてしまった辛(つら)い過去がある。

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