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【新聞に喝!】投資家・山本一郎 iPS備蓄「打ち切り」 研究現場の困窮に目を

 翻って、わが国は知的財産立国という割には、独特な科学研究費の構造から大学などの研究者が非常に不安定な地位に甘んじざるを得ず、安定した研究体制など望めないことや、柔軟ではない科研費使途の縛りもあり、教員やポスドクなど本来は日本の科学技術を支えるはずの優秀な研究者が見切りをつけて海外に出たり、民間に就職したりする例もあまたあります。その結果が、わが国の論文数および特許申請件数の低迷や、大学ランキングが他国の後塵(こうじん)を拝している原因になっているとも言えます。

 そうした科学技術を振興する予算や安心して研究に打ち込める体制を作る費用を賄う財源はという議論もありますが、わが国の至宝とも言える山中さんだけでなく国全体の研究を支える大学や研究機関についても、メディアはもっと踏み込んで論じる必要があるのではないでしょうか。

【プロフィル】山本一郎

 やまもと・いちろう 昭和48年、東京都出身。慶応大卒。専門は投資システム構築や社会調査。情報法制研究所上席研究員。

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