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ニュース コラム

【朝晴れエッセー】同期会 12月4日付

 久しぶりの同期会だった。

 1988年の4月、昭和最後の採用だった私たち17人。勤務先は違っても仲が良く、休みになるとドライブや旅行、研修の後は飲み会と、たびたびみんなで集まっていた。職場の愚痴や恋バナで大いに盛り上がった。

 私たちは「一風変わった若者」というような意味の「新人類」と呼ばれた世代だった。

 たしか面接のときに「新人類と言われないように頑張ります」と張り切って言った記憶がある。

 そんな私も10年前に退職して、今やすっかり専業主婦。今回の同期会では、夜の繁華街に不慣れな私を気遣って、わが家から行きやすい場所を選んでくれた。同期の変わらぬ優しさに本当に感謝した。

 アラフィフとなった私たち。転職した人、管理職になった人、結婚して子育て真っ最中の人もいれば、独身のままの人も。はたまたシングルになり孤軍奮闘している人も。本当に人生いろいろ。

 採用された頃、いつも一緒に過ごし、それがずっと続くと思っていたのに、気がつくとそれぞれ全く違う道に進んでいた。どの道も正解でみんな一生懸命頑張っている。

 昭和、平成と必死になって生きてきた。人生の折り返し地点は過ぎた頃かもしれないな、と最近しみじみ思う。

 周りからみれば、すっかり中年の私たち。でも心の中は、何を見ても楽しく笑い転げていた、採用当時に戻った令和元年の同期会だった。

川又晴美 東大阪市 50

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