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【直球&曲球】野口健 「桜を見る会」騒動 あきれた野党の言い分

「桜を見る会」で招待者らと記念撮影する安倍晋三首相と昭恵夫人=4月13日、東京都新宿区の新宿御苑(酒巻俊介撮影)
「桜を見る会」で招待者らと記念撮影する安倍晋三首相と昭恵夫人=4月13日、東京都新宿区の新宿御苑(酒巻俊介撮影)

 首相主催の「桜を見る会」騒動についてつくづく感じたのは「日本は平和だな~」ということだ。確かに課題は多い。招待基準が不明瞭であったため、政治家らが自らの後援関係者を招くことが常習化したのだろう。しかし、野党のここぞとばかりに追及する姿勢はどうしたものか。

 特に、旧民主党出身議員。平成22年の民主党政権下で行われた「桜を見る会」においても多数の後援会関係者や地元支援者を招待していたことが明らかになった。国民民主党の玉木雄一郎代表は鳩山政権で開催された「桜を見る会」に自身の支援者を招待したことを認めた。

 驚いたのは立憲民主党の福山哲郎氏の発言だ。政府が招待客名簿を破棄したことを「証拠隠滅だ!」と問題視しているにもかかわらず鳩山政権下で行われた「桜を見る会」参加者名簿について問われると「われわれは立憲民主党だ。普通は把握しない」。立民と旧民主党は別物だと言いたいのだろうが、よくそんなことが言えるものだとあいた口がふさがらなかった。

 同じ立憲民主党の蓮舫氏も「あなたたちも桜の会を行っていたとか。出席していたでしょ、とか。つまらない反応です」とツイッターにて反論。「民主党政権時にも同じく『推薦枠』があったのでは?」と指摘されているタイミングで「つまらない反応です」というのなら最初からそんなつまらない話で大騒ぎしなさんな!と思う。

 来年の開催中止をあっという間に決めてしまった安倍晋三首相の姿勢にも疑問が残る。「桜を見る会」を本来の趣旨に戻せばいいだけの話であり、いきなりの開催中止はあまりにも安易だ。

 そこで提案。花見は日本古来の習慣であり、外国人に日本の文化に触れてもらう絶好の機会となる。各国の大使などごく少数を対象にした「桜を見る会」なら意味がある。米国などの大使は日本の首相と面会する機会も多いかもしれないが、会う機会の少ない大使も多いはず。

 桜を眺めながら、各国の大使とじっくりと親睦を深めることには大きな意味があるだろう。

【プロフィル】野口健

 のぐち・けん アルピニスト。1973年、米ボストン生まれ。亜細亜大卒。25歳で7大陸最高峰最年少登頂の世界記録を達成(当時)。エベレスト・富士山の清掃登山、地球温暖化問題、戦没者遺骨収集など、幅広いジャンルで活躍。著書に『震災が起きた後で死なないために』(PHP新書)。

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