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ニュース コラム

【記者発】映像の力、見失わないで 大阪文化部・渡部圭介

 最近、テレビやラジオといった在阪放送局の取材を担当するようになった。芸能人に会うことも多く、新聞記者である父の仕事の中身に、ピンと来ていなかった子供たちに「俳優の○○さんに会ってきた」と記事を見せれば、「すげーぇ」と言ってくれて、お父さん株は上昇中。これが役得というものかと、入社19年目にしてしみじみと思う。

 新聞社と放送局は、ともにメディアという業種にくくられるが、新鮮で感心することも多い。職場も弊社と比べておしゃれ…という感想はさておき、映像の力を再認識させられる機会があった。

 番組を紹介する記事の資料として、放送前に映像を見せてもらえることがある。ある民放局が制作したドキュメンタリー番組のディレクターを取材した際も、事前に映像を準備してくれていた。

 登場する人たちの発する言葉は生々しさがあり、一気に引き込まれた。というのも、映像は撮りためたものを時間内に編集しただけ。最近のテレビ画面にあふれる字幕やテロップの類いが一切ない。聞き取りづらい言葉もあったが、その分、口の動きや表情を追う。ナレーションや音楽も付いていないこともあり、言葉に隠れた感情に思いをはせ、番組内容の記憶は色濃く残った。

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