PR

ニュース コラム

【朝晴れエッセー】そういえばありがとね・11月8日

 明日はいよいよ小学6年生の長男の修学旅行。夕飯を済ませ、もう何度も確認した持ち物の最終確認。準備万端。早朝の出発に備え、早めに休ませようと思っていたそのとき、長男が体調不良を訴えた。

 体温38・5度。まさか…。焦りと不安な気持ちで夜間の小児救急へ駆け込んだ。明日の修学旅行を医師に伝えると、「修学旅行は何度もあるものじゃないけど、この様子で参加させるのはお母さんも心配でしょう?」と。やはり無理か。長男より私が落ち込んだ。

 翌朝、学校へ欠席の連絡を入れた。長男は作り笑顔で、「お土産はネットで買えばいいか」と言いつつも、目には涙が光っていた。今日一日休ませて、回復したら明日から参加させようか。なんとかならないか。必死に考えた。昨夜救急にかかっていたが、念のため、いつもの小児科へ。検温すると36・2度。アレ!? もう一度測る。36・3度。

 熱は下がり、体のだるさもないと長男がいう。診察後、医師の許可も下り、そのまま栃木県日光へ車を走らせた。道中、何度も先生と連絡を取り、無事合流できた。友達と楽しんでくるといいな、夜中に具合が悪くならないといいな、と思いつつ自宅へとんぼ返りした。

 翌日の夕方、大きな荷物を抱えて帰宅した長男。お土産の人形焼を食べながら、弾む声で土産話を聞かせてくれた。楽しく過ごせてよかった。

 「そういえば、ありがとね」。照れくさそうに言った長男の一言は、人形焼の包装紙に包んでいつまでも大切にしまっておこう。子育てはいろんなことがあるけれど、今回のこともまた一つ、私を強い母に成長させてくれる出来事となった。次は何が起こるかな?!

古川紀子 42 主婦 千葉県印西市

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ