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【日曜に書く】論説顧問・斎藤勉 陛下「水」への祈りと即位礼

◆古式ゆかしい伝統の発信

 24年10月のハリケーン・サンディでは、米ニューヨーク都市圏で浸水で地下鉄が停止し、800万世帯が停電した。それでも17年のハリケーン・カトリーナの教訓に基づき、「被害を大幅に軽減できた」として具体例を紹介されている。「例えば地下鉄においては、ハリケーン上陸一週間前から土のうの配備などをはじめ、発災前日には低地部の車両や主要電気設備を高い場所に避難させて運行を停止するなどの事前措置を講じた」

 大災害の復旧・復興の渦中ではあっても、即位礼は世界最古、万世一系の皇室の古式ゆかしく格調高い日本の伝統・文化を世界に発信する格好の機会でもある。陛下は「極力簡素に」と仰せられているが、それなりに王朝絵巻さながらの優美な儀式となろう。同時に、海外から約190もの国と国際機関の代表が招待され、6月の大阪でのG20サミット(首脳会議)と合わせてわが国で前例のない規模の外交舞台ともなる。11月10日には、天皇、皇后両陛下はオープンカーでのパレードで沿道から国民の祝福を受けられる。

 「お見舞いの気持ち」と合わせ、一連の災害の被災地はどれだけ勇気づけられることか。

◆ラグビーも儀式を後押し

 同じ節目の国家行事でも、3週間前の10月1日、北京の天安門広場で催された中国建国70年式典で数々の新型ミサイルなどを見せつけた史上最大規模という軍事パレードとの違いは、世界の目にどう映るのだろう。

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