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ニュース コラム

【主張】台風19号被害甚大 被災者支援に全力尽くせ

 記録的な大雨をもたらした台風19号による被害の大きさが、日を追うごとに判明してきた。

 長野県の千曲川や福島県の阿武隈川などが決壊し、浸水で孤立状態の地域、停電や断水が続いている地域もある。

 不明者の捜索、救命活動に全力を尽くすとともに、水、食料、毛布などを十分に供給して被災者の命を守り、被害拡大を防ぐことに総力を挙げなければならない。

 甚大な広域災害である。「激甚災害」の指定を先送りにする理由はない。国が先頭に立って被害の全容を早急に把握し、被災住民の安全確保と支援、復旧活動に取り組まなければならない。

 地域によって被害状況や必要とされる対応が異なる。

 また、水の猛威による災害は復旧に多くの労力と長い時間を要する。国と地元自治体、自衛隊、警察、消防が緊密に連携し、被災者と地域のニーズに沿った的確な支援をしてほしい。

 台風19号は、大型で強い勢力を保ったまま列島を直撃し、東海から北日本までの広範囲に長時間にわたって強い雨を降らせた。降雨のピークを過ぎてからも増水が続き、氾濫や堤防決壊に至った河川もある。また、山間地は多くの雨水を含んだ状態にあり、この週末にかけて降雨も予想される。

 住民やボランティアによる浸水家屋の片付け、復旧活動の際は、被災地は災害リスクが高い状態であることを考慮し、安全確保に万全を期す必要がある。

 昨年の西日本豪雨の被災地は今も復旧、復興の途上にある。

 避難所に逃れた人、被災した自宅にとどまった人も極めて厳しい状況にある。過労、ストレスが重度になると関連死に至る。心のケアを含めて被災者の医療体制を整え、住宅の確保、再建にも取り組まなければならない。

 日本は災害多発国である。地球温暖化の影響とみられる気象の極端化で、強大な台風、記録的豪雨の頻度が高まっている。昨年は西日本豪雨、台風21号の近畿圏直撃、今年は千葉県に大規模停電をもたらした台風15号と今回の19号と甚大な被害が相次いだ。

 千葉県では台風19号が最接近する前に竜巻被害が発生し、暴風雨のピーク時に最大震度4の地震も起きた。相次ぐ災害から命を守るための備えを再検証し、心構えを新たにしたい。

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