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【記者発】令和の「時代劇」 関電問題の闇 大阪社会部・宝田良平

 同社の調査委員会が昨年9月にまとめた報告書は、元助役と絶縁する「勇気」を、幹部らが持ち合わせなかったことが問題の本質だと指弾している。しかし金品受領に関与した経営陣は、その言葉を神妙にいただいた端から、これを非公表にして闇に葬り去った。その面従腹背(めんじゅうふくはい)ぶりは驚きを通り越し、恐ろしさすら感じる。

 関電のCMには、山中の鉄塔によじ登り、人知れず送電線を保守点検する作業員が登場する。「電気を守る人」のナレーションに続き、力強く叫ばれる「パワー・ウィズ・ハート!」のキャッチフレーズは大阪ではおなじみだ。

 その裏側で、経営幹部は元助役のためのお花見会、お誕生日会の供応接待に忙しく立ち回っていたというから、そのイメージギャップはものすごい。

 関電という巨大企業の営みを通じて、人間の心の深淵(しんえん)を垣間見るようでもある。

【プロフィル】宝田良平

 平成13年入社。和歌山支局などを経て大阪社会部。現在は「大阪維新の会」が掲げる大阪都構想をめぐる動きや行政課題を中心に取材している。

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