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【石平のChina Watch】「建国70年」が兆す暗い未来

 つまり、習主席はこの異例の行動をとることによって、自分こそが毛沢東の真の継承者であること、自分の政権が毛沢東流政治路線への回帰を目指していること、を内外へ向かって宣言したかったのではないか。

 実際、ここ数年における習政権の「毛沢東回帰」は明確な政治路線となっている。

 国有企業の規模・シェアの拡大と民間企業の縮小・後退を意味する「国進民退」の積極的な推進にしても、1980年代以来最も厳しい思想統制・言論弾圧・人権弾圧の断行にしても、AI技術による完璧な国民監視システムの構築にしても、それらの政策すべてから、「毛沢東の亡霊」がよみがえってきていることを見取ることができよう。

 そして、前述の建国70年で、文革の暗黒時代を彷彿(ほうふつ)させる事件があった。

 2日、四川省南充市の「網警(ネット警察)」は、24歳の青年を拘束したことを発表した。その罪名は何と、国慶節の軍事パレードを「侮辱」した、というのである。

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