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【石平のChina Watch】「建国70年」が兆す暗い未来

中国建国70年の記念式典で、人民解放軍を閲兵する習近平国家主席=1日、北京(共同)
中国建国70年の記念式典で、人民解放軍を閲兵する習近平国家主席=1日、北京(共同)

 今月1日、中国の習近平政権は北京の天安門広場で建国70年を祝う国慶節の式典と軍事パレードを盛大に執り行った。

 しかし、北京での式典やパレードの華やかさや厳かさとは裏腹に、香港特別区では民衆が大規模な抗議デモを巻き起こし、香港警察が抗議者の高校生に実弾を撃って重傷を負わせるという衝撃的な事件も起きた。

 中国は結局、反乱と流血が起きている最中に自国の「70歳の誕生日」をお祝いする羽目になった。それは建国以来、前代未聞の異常事態、中国の厳しい未来を暗示するような不吉な兆候でもあった。

 実は、中国政府が建国70年のために執り行った一連の記念行事においても、この国の暗い未来を兆すような現象が見られたのである。

 9月30日、つまり国慶節の前日、習近平国家主席は共産党最高指導部の面々を率いて天安門広場の「毛沢東記念堂」を参拝した。

 トウ小平時代以来、共産党最高指導部の人々が毛沢東の遺体を安置している記念堂を参拝するのは通常、生誕100周年などの節目の記念日に限ったことで、国慶節に合わせて参拝した前例はない。習近平指導部による上述の前例破りの参拝は当然、何らかの特別な政治的な意味が込められているはずだ。

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