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【日本人の心 楠木正成を読み解く】第3章 維新回天の原動力(10)クリスチャンも共鳴した志

同志社の発祥地でもある新島旧邸=京都市上京区
同志社の発祥地でもある新島旧邸=京都市上京区
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 京都御苑の東側に、キリスト教牧師で同志社を創立した新島襄(にいじま・じょう)(1843~90年)の旧邸(京都市上京区)が残る。同志社大の前身、同志社英学校が開かれた発祥地でもある。

 旧邸は、和に洋を取り入れた建築で、書斎や居間、食堂などが当時の新島の生活を伝えている。応接間にはテーブルやソファなどが置かれているが、窓近くの壁には意外なものが飾られている。

 〈嗚呼(ああ)忠臣楠子之墓〉

 現在の神戸・湊川神社境内にある楠木正成(くすのき・まさしげ)墓所に立つ墓碑の拓本である。キリスト教の精神に基づく教育者の新島としては一見、違和感もある遺品だ。

 墓碑は元禄年間に徳川光圀が建立し、表の碑文は光圀自身が筆を執った。黄門様の顕彰で墓所は広く知られ、幕末から明治にかけ吉田松陰や西郷隆盛、坂本龍馬ら志士が次々と参詣した。

 同志社社史資料センターの小枝弘和・社史資料調査員は「正成墓碑の拓本がクリスチャンの新島とはつながらず、なぜこうしたものがあるのか不思議だった」と語る。

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