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【思ふことあり】台風被害、未来につながる検証を スポーツジャーナリスト・増田明美

 車で10分くらいのところに住んでいる母の妹の家は停電しなかったため、おかずや飲み物などいろいろと差し入れてくれて助かった。また、農作業用の発電機も持ってきてくれたので、冷蔵庫や扇風機、井戸のポンプを動かすことができ、熱中症の心配もなかったそうだ。

 それにしても、いざとなったら人と人とのつながりと“アナログメディア”が頼りになる。災害時はやはりラジオだし、日本の新聞の戸別宅配はすごい。インターネットは便利だが、今回の停電では役に立たなかった。ときにはデマも多く流れてしまう。情報源を複数用意しておくことが、災害時の冷静な行動につながり、命を救うことになると、改めて感じたのだ。

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 そして、今回の報道で気になったことがある。市原市の水上メガソーラーの火災だ。台風通過後に遠隔監視システムで異常を察知し、稼働を停止したとあった。太陽光パネルは光が当たれば発電し続ける。感電の危険があり、破損すれば、火災が発生する可能性も。台風が近づくことが分かった時点で稼働を停止するなどの事前措置は取れなかったのだろうか。

 消防庁消防研究センターの実験結果によると、太陽光パネルが燃えるとアルデヒド類やベンゼンなどの有害物質も発生する。環境への問題意識が高い方々に今回の太陽光発電所の火災を、ぜひ検証してほしい。

 見回せば住宅の屋根にはたくさんの太陽光パネルがのっている。台風に備えてパネルの発電をやめた人がいただろうか。破損すれば発火の危険もあるのに。

 自然災害の多い日本。災害を教訓に、より安全な社会を作ってきた。これからも未来につながる検証が大事だと思う。

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