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【記者発】一発勝負!?候補者公募の功罪 政治部・沢田大典

優勝した中村匠吾=15日、東京・明治神宮外苑(桐山弘太撮影)
優勝した中村匠吾=15日、東京・明治神宮外苑(桐山弘太撮影)

 「一発勝負」は面白い。15日に行われた2020年東京五輪男女マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(産経新聞社など共催)である。

 五輪本番とほぼ同じコースで、男女とも一定の条件を満たした日本のトップランナーが各2枚の切符を争い、手に汗握るレースを繰り広げた。地上波で中継したNHK(女子)とTBS(男子)に交互にチャンネルを合わせた人も多かったことだろう。マラソンを走ったことはないが、男子の上位3人のデッドヒートには思わず声が漏れた。

 今回のような一発勝負に近い形式の代表選考は初めてで、選手の調整能力や精神力を試す狙いがあるという。暑さ対策など本番への予行演習にもなった。実績が軽視される点で批判もあるものの、一定の成功といえると思う。

 厳密には一発勝負とはいえないが、政治の世界にも近いものがある。自民党の国政選挙での公認候補者の「公募制度」だ。応じた人物について書類や面接での審査、模擬演説などを経て、都道府県連が公認候補となる選挙区支部長として推し、党本部が決定する。野党時代の平成21年11月、「政権構想会議」(議長は当時の谷垣禎一総裁)が国政選挙で公募を積極的に活用する方針を打ち出した。当時の中心人物が総括した。

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