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【朝晴れエッセー】末はガーナ大統領?・9月13日

 私は、以前アフリカに農業援助をする団体で働いていた。仕事でアフリカへは度々訪問した。ウガンダの現地の責任者は、まだ30代のガーナ人の農学者。当時私は50代後半だった。真面目で、優秀で、よく働く彼とは、気が合って公私とも親しく付き合った。家内とアフリカ旅行をしたときに、彼の家に招かれ歓待されたこともある。

 その団体を退職して15年、彼を含む昔の仲間とも疎遠になった。先日、偶然に彼のアドレスを知って、どうしているかとメールを出した。

 彼からすぐ返事がきた。私が退職してからまもなく、故郷のガーナに戻って今までの経験を生かして、ガーナの北部で農場経営をしていて、事業は順調で家族も元気とのこと。そのメールに、2012年の大統領選挙に小さな党から出馬したが失敗したとあった。初めは冗談かと思ったが、ユーチューブの公開討論の録画を見て本当だとわかった。昔ながらの弁舌さわやかな彼の姿が懐かしかった。

 私がアフリカの仕事を始めたとき、ガーナではクーデターで大統領になったローリングス大尉が独裁的な政治を行っていた。今は一般人が立候補できるまでガーナの民主化が進んだのかと驚いた。彼は草の根から新党を立ち上げ、腐敗政治を倒すため再度大統領選挙に挑戦するとやる気満々だ。

 彼にさっそくメールを送った。頑張ってくれ。君が大統領に当選したら、必ずお祝いにガーナに駆けつけると約束する。ただ急いでくれ。高齢の私の残り時間は少ないから。

 皆川眞孝(80) 東京都日野市

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