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【ポトマック通信】柔道クラブの国際色

 私の長年、通う「ジョージタウン大学ワシントン柔道クラブ」は毎年、大学の新学年の始まりの9月には新入会員がどっと入ってくる。今年もすでに二十数人、一般社会人もいるから、年齢、性別、人種など表面でみるだけでも多彩をきわめる。出身地域の別でも国際色が強い。

 その国際色を今回、改めて印象づけたのはクラブ会員のジェラード・カデット選手が東京で8月に開かれた世界柔道選手権大会に出場したことだった。もう数年、このクラブで熱心に練習してきたカデット選手は首都ワシントンの市長の警護官を務め、いかにも明るい米国人青年にみえた。

 ところが彼は世界選手権にはハイチの代表として出場した。男子66キロ級で、1回戦ではブータンの選手に勝ち、2回戦ではザンビアの選手に負けた。クラブのメンバーたちは試合前からさまざまな形で激励し、彼がクラブに戻ったときも、健闘をほめたたえた。

 カデット選手は米国の永住権を持ち、子供のころからワシントン地区で暮らしてきたが、国籍は出生国のハイチなのだという。私は、彼が米国人だとばかり思っていた。なにしろ首都の市長の護衛役なのだ。

 こんな現象はやはり当クラブの国際色、あるいは柔道そのものの国際色の結果だと感じた。(古森義久)

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