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【記者発】四面楚歌の「リブラ」に応援も 経済本部・蕎麦谷里志

 企業が新規事業を生み出そうとする際、「否定的な発言」を一切禁止した会議を開くことがある。一人で考えるよりも、複数の人が集まって知恵を共有した方が発想が連鎖し、より多くのアイデアが出るとされるためだが、ここでは「否定をしない」というルールを守ることが最も重要になってくる。

 突拍子のない案も他人の視点が加われば、思わぬ妙案に変わっていく可能性があるためで、「それは非現実的だ」などと否定してしまえば、アイデアの芽を摘むだけでなく、その後の自由な発言を阻む雰囲気もつくってしまう。

 いま世界中から“集中砲火”を浴びているのが、米交流サイト大手フェイスブックの暗号資産(仮想通貨)「リブラ」だ。27億人という顧客基盤を背景に、世界共通で使える通貨となり便利で安価な金融サービスが提供できる可能性がある。一方、既存の法定通貨に取って代わる可能性や、マネーロンダリング(資金洗浄)など犯罪者に利用されるリスクもある。6月に構想が発表されると世界中の規制当局者から否定的な発言が相次いだ。7月の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でも「重大な懸念」が共有され、いまや四面楚歌(そか)の状況で発行時期も未定だ。

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