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【環球異見】結束弱まるG7 英紙「安堵と諦観、危機感薄く」 露紙「『地盤沈下』に冷ややかな視線」

8月26日、G7サミット閉幕後の記者会見で総括文書を見せるマクロン仏大統領(ロイター)
8月26日、G7サミット閉幕後の記者会見で総括文書を見せるマクロン仏大統領(ロイター)

 フランス南西部ビアリッツで先進7カ国首脳会議(G7サミット)が行われた。「自国第一」に邁進(まいしん)するトランプ米大統領と他の首脳の溝は深く、発表されたのは1枚紙の簡素な総括文書だった。英米メディアには、激しい決裂を避けられたことへの安堵(あんど)や現状への諦観が目立つ。トランプ氏がサミットに復帰させたいというロシアは、「G7の凋落(ちょうらく)」を冷ややかに眺めている。

 □英国 フィナンシャル・タイムズ

 ■安堵と諦観、危機感薄く

 東西冷戦さなかの1975年に発足したG7サミットは、自由と民主主義を理念とする西側先進諸国の結束を示してきた。数十項目に及ぶ包括的な首脳宣言を採択し、世界の主要問題に率先して取り組む姿勢を見せてきたのが従来のサミットである。

 今回発表されたのは、貿易、イラン、ウクライナ、リビア、香港の5項目について短く言及しただけの文書1枚だった。多くの問題で米欧の隔たりが大きく、とても本格的な宣言をまとめられる状況でなかった。

 それにもかかわらず、英米のメディアに「G7空洞化」への危機感はあまり見られない。トランプ米大統領がサミット出席に疑問を呈したと報じられるなど、事前の期待値がそもそも低かったこともあろう。

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