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【耳目の門】(12)重度障害議員の誕生 バリアフリー先進国に挑め 石井聡

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 平成28年5月、衆院厚生労働委員会の参考人質疑で、意見を述べることを希望したALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の男性が、「コミュニケーションに時間がかかる」として事実上、出席を拒まれた。

 その後、参院厚労委で出席がかなうのだが、この男性、岡部宏生さんは「私の経験を契機として衆参両院において、障害者や難病患者に対する合理的配慮を」(代読)と訴えた。

 3年余を経て、7月の参院選では重い障害がある議員が同時に2人誕生した。いま思えば、参院の方が少しだけ門が広く開いていたのかもしれない。

 移動にストレッチャーを要する重度障害者たちの登場は、国会のバリアフリー化を進める起爆剤となり得る。費用負担のあり方をめぐる議論も加速しよう。

 日本の国会はこの分野で進んでいるわけではないが、諸外国と比べて特に遅れているのでもない。今回の予想外の事態にどう対処するかで、高い先進性を世界に示すことも可能となる。パラリンピック開催の前年、大きな好機ととらえるべきではないか。

 ◆私たちの声も…

 ALS患者の舩後靖彦さんと脳性麻痺(まひ)で手足がほとんど動かない木村英子さんは、今回から比例代表選挙に導入された「特定枠」制度で当選した。あらかじめ政党などが決めた順位の候補者が、個人の得票に関係なく優先的に当選する仕組みである。

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