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【大阪特派員】山上直子 文楽三味線、芸談から入門

 〈文楽の太棹(ふとざお)(太棹三味線)って、「一音」で雪が降っているか、晴れているか、風が吹いているかを表したいんです〉

 夏休みの読書というわけではないけれど、発刊されたばかりの『文楽芸談 三味線 竹澤團七 橋寿のつぶやき』(聞書・荒木雪破)がおもしろかった。その中の「一撥の凄(すご)さ」と題したくだりである。

 話はこう続く。演目「艶姿女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」の「酒屋」の段で…。

 〈♪いまごろはぁ~半七っあん…

 チーン

 このチーンでな、夕暮れの、寂しい状況の、家の門に立って、帰らぬ人を待ちわびている処女妻を弾け、って。弾けるわけないんだって! だけどそういう状況を、気持ちをもって弾けということなんですねぇ〉

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