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【石平のChina Watch】異変うかがわせた「李鵬告別式」

中国の習近平国家主席。内憂外患が続いている=今年7月、北京(AP)
中国の習近平国家主席。内憂外患が続いている=今年7月、北京(AP)

 先月29日、北京で李鵬元首相の告別式が執り行われた。近年では、既に引退した指導者の「追悼大会」を開かないのが慣例となっているから、李鵬氏の告別式は、政権が行う唯一の公式式典となった。

 告別式の格式は最高レベルであった。習近平国家主席をはじめ、共産党政治局常務委員が全員出席し、元国家主席の江沢民氏も姿を現した。

 江氏が党総書記・国家主席のとき、李鵬氏は党内ナンバー2として、首相を務めた時期があり、両者は政権を組むコンビであった。

 したがって江氏が李鵬氏の告別式に出席するのは想定内のことだ。

 だが、江沢民氏の後任である胡錦濤氏は、告別式に出席しなかった。「地方から弔いの花を贈った」と報じられたが、胡氏が、わざと李鵬氏の告別式出席を拒否したという可能性もないわけではない。

 さらに驚いたのは、李鵬氏の下で副首相を務め、同氏の後任として首相になった朱鎔基氏、そして朱氏の後任として首相を務めた温家宝氏が告別式に出席しなかったことだ。この2人の場合、「弔いの花を贈った」とすら報じられていない。

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