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【千夜一夜】中東食べ歩き

 イスラム教では豚を食すことは「ハラム」(禁止事項)で、中東の食事は火を通した羊肉が中心だ。それでも街を歩けばいろいろと見つかるもので、今晩は何を食べようかと考えるのも出張の楽しみの一つである。

 レバノンのベイルートでは、邦人の知人と羊のいろんな部位を生で食べさせる店に行った。こわごわレバーに手を出したが、これが実にうまくてワインも進み、あっという間になくなった。「腹を下すことなどない」と店長が言っていた通り、翌日も快調だった。

 イラクのバグダッドやパレスチナ自治区ガザでは、地元で取れる魚を焼くと、脂がのっていて驚くほどおいしい。鮮魚店と食堂が一緒になっていて、調理してほしい魚を選べる店もある。

 シリアのダマスカスには本場さながらのパスタを出すイタリアンの店があったし、イランのテヘランにもおいしい中華料理店がある。内戦だ対米緊張だと難局が続く両国だが、なぜか口に合うものが多く、羊や牛、鶏の肉を串焼きにした定番のケバブもいける。

 アラブ料理は一品ずつの量が多く、一人で食べきれないため敬遠しがちだが、エジプト・カイロの自宅近くでは最近、日本でも注目されているキヌアのサラダを出すカフェを見つけた。健康に気を使う中年記者にはありがたい存在だ。(佐藤貴生)

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