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【直球&曲球】葛城奈海 日本人全体に必要な「禊」

 そぼ降る雨の中、腰まで滝つぼに漬かり背後の滝から迫りくる飛沫(ひまつ)に身をさらした刹那、経験したことのない、息が詰まるような圧迫感を覚えた。東京都神道青年会の神道行法錬成研修会に参加し、先月11日、東京都青梅市にある御岳山の綾広の滝で、禊(みそぎ)を行ったときのことである。

 本研修には、東京都の若手神職を中心に、遠くは小笠原からの参加者も含め、約50人が参加。指導員の下、寝食の時間以外は、祝詞などを唱えたり、禊などの行(ぎょう)時間にあてられている。講話の講師として呼ばれていた私だが「よろしければ…」という言葉に甘え、1人だけ神職でないにもかかわらず、ほぼ全プログラムに参加させていただいた。

 これまでも武道場の合宿の一環として、同じ滝で5月の朝日に輝く新緑に包まれながらの禊は何度も経験していた。また、毎冬大寒の時期に、明治神宮の禊場での禊も行っていることから、「7月の水に打たれるのは簡単なこと」という思いがあったことは否めない。その慢心は、瞬時に打ち砕かれた。長雨の影響で、30年来参加している神職が「過去にない水量」と語るほど滝は姿を変えており、鮮烈な禊になった。

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