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【思ふことあり】選手たちを支える美しさ スポーツジャーナリスト・増田明美

新体操日本代表(フェアリージャパン)のアンバサダー、田中琴乃(左)とポーラの桝浩史・美容コーチ=東京都北区・味の素ナショナルトレーニングセンター(斎藤浩一撮影) 
新体操日本代表(フェアリージャパン)のアンバサダー、田中琴乃(左)とポーラの桝浩史・美容コーチ=東京都北区・味の素ナショナルトレーニングセンター(斎藤浩一撮影) 

 梅雨空の続く東京から夏空の広がる北海道へ。多くの陸上長距離選手が合宿を行う士別市へ取材に行った。東京五輪の代表選考会である、9月15日のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に出場する神野大地さんや村沢明伸さんが北の大地で走り込みをしていた。2人とも体がよく絞れ、日に焼けた笑顔がまぶしかった。

 友人に会うため市役所に行くと、一枚のポスターに目がくぎづけになった。「ようこそ! 合宿の里士別へ」と看板が掲げられた陸上競技場で、ジャージー姿の女子高校生がストップウオッチを手にタイムを計っている写真が。ポニーテールの優しい顔の彼女の横には「彼女の記録は残らないが、彼女がいないと記録は残せない…」と書かれていた。士別翔雲高校の学校紹介だが、その言葉に胸が熱くなった。

 24日で東京五輪開幕までちょうど1年である。出場を目指す選手は人生をかけて練習に励んでいる。そして、その選手を支える人たちがいることを、このポスターは教えてくれる。かげで支える人の姿のなんと美しいことか。

 開催中の世界水泳選手権で五輪出場内定者も出た。これからも出場選手が次々とメディアに取り上げられる。でも、選手たちを支える人たちにはあまりスポットが当たらない。主役は選手だが、五輪へ向けて選手と“並走”する人たちにも注目したい。

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 先日、ラジオ番組で、元新体操日本代表で北京とロンドンの五輪に出場した田中琴乃さんにお会いした。とてもきれいな方だった。ロンドン五輪でキャプテンを務め、チームを7位に導いた。翌年に現役を引退し、その後、化粧品会社に就職。新体操日本代表チーム「フェアリージャパン」の美容アドバイザーとして選手たちにメークの仕方などを教えている。

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