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【ソウルからヨボセヨ】“日本隠し”が明るみに

半導体材料の輸出管理厳格化に関する日韓の事務レベル会合を終え、経済産業省を出る韓国側の担当者たち=12日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)
半導体材料の輸出管理厳格化に関する日韓の事務レベル会合を終え、経済産業省を出る韓国側の担当者たち=12日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

 われわれ韓国ウオッチャーの間では、昔から韓国について“日本隠し”という言葉が語られてきた。戦前の日本統治時代に韓国の近代化が進んだといういわゆる「植民地近代化論」はともかくとしても、少なくとも1965年の国交正常化以降の韓国の発展に対する日本の協力、貢献を無視し隠してきたことを指す。

 このことは学校教科書や博物館の展示を見れば明らかだ。日韓国交正常化については当時の反政府学生運動のデモのことは教えても、経済発展に寄与した事実は記されていない。たとえば今や世界的規模になった自動車産業の3大メーカーで「現代」は三菱、「起亜」はマツダ、「サムスン」は日産の協力で成長したが、国民の多くはそのことを知らされていない。

 今回、日本の対韓輸出の管理厳格化で、韓国が世界に誇る半導体やスマホの“中身”の多くが実は日本製だったことが明らかになり、世論に驚きと衝撃をあたえている。わずか3種類の輸入素材で国を挙げ大騒ぎになっているのだが、こうした“日本隠し”は韓国の経済、社会のあらゆる分野に存在する。この密接な協力関係は当然、日本にもプラスになった。これを機に「日本にお世話になってきた」という隠された実態がもっと知られれば、対日感情も多少は改善されるかもしれない?(黒田勝弘)

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