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【偏西風】町人文化息づく大阪 関西歌舞伎は「民」力の結晶

大阪の夏の風物詩となった七月大歌舞伎の「船乗り込み」。再興には他ならぬ民の力があった=1日、大阪市中央区(安元雄太撮影)
大阪の夏の風物詩となった七月大歌舞伎の「船乗り込み」。再興には他ならぬ民の力があった=1日、大阪市中央区(安元雄太撮影)

 大阪・ミナミの繁華街を流れる道頓堀川。1日、橋の上や両岸に黒山の人だかりができた。歌舞伎俳優による「船乗り込み」をひと目見ようと集まった見物客である。道頓堀の大阪松竹座で行われている「関西・歌舞伎を愛する会 七月大歌舞伎」のPR行事。今でこそ大阪の夏の風物詩として定着したが、40年前の約半世紀ぶりの復活はこの街の人々の奮闘あればこそだった。低迷していた関西の歌舞伎を再興させたのは“民(みん)”の力であった。

 ◆風物詩 「船乗り込み」

 前日の大雨が嘘のように晴れ間がさした。歌舞伎俳優による「船乗り込み」。大阪・八軒家浜(はちけんやはま)の船着き場の式典で、俳優とおそろいの浴衣姿の男性がしたたる汗をぬぐいながら空を見上げ、安堵(あんど)の表情を見せた。

 「関西・歌舞伎を愛する会」の事務局長、川島靖男さん(75)。今年の「七月大歌舞伎」は、関西の歌舞伎再興に尽力した同会の結成40周年記念公演となる。川島さんは昭和53年の会結成以来事務局長を務め、関西の歌舞伎再興を支えてきた。

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