PR

ニュース コラム

朝晴れエッセー5月月間賞は東京の斉藤さん「最後の親孝行」に

朝晴れエッセー5月月間賞を受賞した斉藤悦子さん
朝晴れエッセー5月月間賞を受賞した斉藤悦子さん
その他の写真を見る(4/4枚)

 「やっと一緒にお花見ができたね」。ハンガーで揺れる母の服を抱きしめた。「ありがとう。お母さん」。満開の桜と青空を見上げると、不思議と悲しさよりもすがすがしさで胸がいっぱいになった。

 遺品整理は最後の親孝行だという。始めたくても、悲しみがあふれて手が付けられなかったけれど、やっと一歩踏み出せた。

 諸行無常。新しい時代が始まっていく。母の分も、幸せに生きていくことが何よりの供養であり、親孝行なのかもしれない。

 ≪受賞の言葉≫

 ■時代の区切りに心を決めて

 今回、初めてエッセーを書きました。新元号が発表された4月1日は、すごくお天気がよくて、とっても桜がきれいで…。母の服を干しているとき、花びらがベランダに舞い散ってきました。この母との思い出と、新しい一歩を踏み出す決意が生まれたことを、書き残しておきたいと思いました。

 重い腰を上げるには、何かに背中を押してもらわないと難しいですね。平成から令和になるという、時代の終わりと始まりが、自分の中で区切りをつける力になりました。私の他にも遺品整理のお話があって、とても共感しながら読みました。改元には、やはり特別な思いがありますね。

 月間賞をいただいて、とてもうれしいです。母も、喜んでいると思います。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ