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【iRONNA発】高齢者の運転免許 苦境の教習所活用で「一石二鳥」 志堂寺和則氏

 このように、現在の免許更新手続きは運転技能の評価を一切行っていない点が問題である。本来は、免許更新時に運転技能の評価をしっかりやるべきだ。このとき免許の有効期限までであれば、何度でも試験(運転技能の確認)を受けることができるようにしておくような配慮が必要であろう。さらに、一定レベルに達しなかった高齢者が運転を学び直すことができ、可能な限り運転が継続できるような支援も重要である。

 学び直す場としては、やはりノウハウを持つ自動車教習所が最も適している。ところが、現在の教習所は高齢者講習で苦労している。高齢者講習業務が、免許取得のための教習業務を圧迫するため、高齢者講習を引き受けられないところもあるぐらいだ。これは高齢者講習がもうからないためだ。

 その一方で、少子化の影響で経営の危機に瀕(ひん)している教習所が増えてきており、年々、教習所の数が減ってきている。ならば、高齢者に対する研修などのサービスが教習所の重要な収入源となるような制度設計を施し、高齢ドライバーと教習所がお互いに支え合うような関係を構築することができれば「一石二鳥」だ。

 ◆高い費用は当然

 高齢者講習は高いとクレームをつける高齢者がいると聞くが、運転技能の確認や学び直しなどはそれなりの費用がかかって当然である。事故を起こす危険性を少しでも下げることができるのであれば、決して高いものではない。低下した運転技能を補完するような運転方法を教えてもらうなど、学び直しは高齢ドライバーにとっては非常に有益な機会となるはずだ。自動車保険と同じく、自動車を運転するための必要な出費と考えるべきである。

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