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朝晴れエッセー4月月間賞は大阪の佐藤さん「母の足音」に

4月月間賞の選考をする眉村卓さん(右)と玉岡かおるさん=大阪市浪速区の産経新聞大阪本社(南雲都撮影)
4月月間賞の選考をする眉村卓さん(右)と玉岡かおるさん=大阪市浪速区の産経新聞大阪本社(南雲都撮影)
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 朝晴れエッセー初の月間賞となる4月月間賞は、大阪市住吉区の佐藤和心(かずみ)さん(54)の「母の足音」(16日掲載)に決まった。選考委員は作家の眉村卓さん、玉岡かおるさん、丸橋茂幸・産経新聞大阪文化部長。西日本限定だった「夕焼けエッセー」をリニューアルして4月から始まった朝晴れエッセーは、掲載エリアを東日本にも広げたことで、投稿数が大幅に増加。時代を浮かび上がらせる作品や、家族のつながりを描いた作品など、多彩な作品を前に選考が進んだ。月間賞選考会は毎月、開催。来年4月には年間賞の選考も行う。

 丸橋 いい作品がそろって選ぶのに苦労しました。それぞれのイチオシから話しましょう。まずは、眉村さんの選んだ「リヤカーの詩(うた)」。祖父にリヤカーに乗せてもらい、母をリヤカーに乗せた思い出のお話でした。

 眉村 いわゆる「わが家の記憶」を書いた作品は多くありますが、これは時代の色がうまく描けています。リヤカーは引く方にも乗る方にも一種のコツが必要で、けっこう神経を使うということを思い出しました。

 玉岡 多くは書かずとも、お母さんへの思いやりがにじんでいます。敗戦後によくあった風景なのだろうと思いました。働き盛りの男を奪われながら、残された者たちが堪え忍んできて今があるのだなと、感じさせられます。

 丸橋 昭和という時代が、読んでいて目に浮かびますね。玉岡さんのイチオシは「母の足音」。眉村さんも優秀作に選んでいます。

 玉岡 「騒音だった母の足音が、命の音に変わった」というところに、なるほどと思わされました。

 丸橋 僕もその一文にはぐっときました。

 玉岡 親と同居している人にとっては、普遍的に共感する作品ではないでしょうか。

 眉村 年を取っていても、お母さんに存在感があるのがいい。

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