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【朝晴れエッセー】米寿で野球 5月18日

 4月に入っても軒下には雪が残っている札幌だが、元気な声と打球音が聞こえてくる。屋内運動場では野球の練習が始まっている。そこで声を出しているのは70歳から80歳の男たち30人ばかり。

 北海道には全日本大会につながる還暦野球、古希野球の他に喜寿野球の大会がある。さらに今年からは傘寿の大会があるという。

 昨年、甲子園では全国高校野球100年記念ということで毎日始球式が行われていた。開幕試合で松井選手が投げるのを見たらアウトコースを外れてボール。北海道の喜寿大会では私が山なりながらアウトコースいっぱいのストライクを投げた。このときのキャッチャーは1つ上の86歳。平成13年岐阜県で行われた全日本古希軟式野球大会で準優勝したときのバッテリーである。

 所属する還暦・古希野球「札幌スターズ」では監督を卒業し、顧問としてベンチから声を出しているが、その声が外野まで届くというのが私のひそかな自慢である。ユニホームを着て大きな声を出していると少しぐらいのストレスなら飛んでしまう。

 今年米寿となった私としては、昨年の始球式をけじめに、そろそろ引退と覚悟していたのだが、傘寿の大会が企画されているとあっては、やめられない。冬の間は歩くスキーに体育館通い、雪かきに精を出す。 4月も下旬に入るとグランドでの練習が始まる。今年のスコアブックに私の名前と記録を載せなくてはと、週2回の練習に汗を流しているのである。蛭川 剛之 86 北海道江別市

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