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【日曜に書く】「こどもの日」に郷里を思う 論説委員・中本哲也

 ◆島の新しい学校

 郷里の大崎上島(広島県豊田郡大崎上島町)に今春、新しい学校が開校した。

 県立広島叡智(えいち)学園。公立では先進的な全寮制の中高一貫校である。世界の平和と持続的な発展に貢献するリーダーとなるような国際的人材の育成を目指すという。

 3月に帰省したときは開校の準備段階で、教職員や生徒の話はきけなかったが、1期生の中学1年生40人は、瀬戸内海に浮かぶ離島での新生活に少しずつ慣れてきたころだろう。

 島の西部の校舎と寮のすぐ近くに、夏は海水浴場になる大串の海岸がある。穏やかな海と島々が赤く染まる瀬戸の夕景を、毎日のように眺められる。

 神峰山にはもう登っただろうか。島の人は「かんのみね」と呼ぶ。標高452・6メートルの山頂から展望する「しまなみ」は、瀬戸内海を代表する景色のひとつである。蛇足だが、神峰山は千葉県の最高峰(愛宕山、408・2メートル)より高い。

 大崎上島は少子高齢化が進む典型的な過疎の島だ。筆者が島を離れた約40年前と比べると、人口は半減した。島民のほぼ半数が65歳以上の超高齢社会である。大都市圏を除く日本の多くの地域が、近い将来に迎える未来社会の姿ともいえる。

 ◆本気で遊んでほしい

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