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【主張】ご結婚60年 両陛下の絆と歩みを心に

 天皇、皇后両陛下がご結婚60年を迎えられた。御代替わりを控え、お二人の歩みを改めて振り返り、心からお慶(よろこ)びと感謝を申し上げたい。

 両陛下は常に国民の生活や安全に心を砕かれてきた。全身全霊でつとめを果たされる天皇陛下に皇后さまが寄り添い、支えられてきた。

 ご結婚は昭和34年、日本が先の大戦による荒廃から立ち直り高度経済成長に向かうころだった。

 皇后さま、当時の皇太子妃美智子さまは、日清製粉社長などをつとめた正田英三郎氏夫妻の長女としてお生まれになった。それまでの皇室の慣例を破る「民間」のご出身だ。

 軽井沢でのテニスを通じた恋のエピソードも加わり、お名前から名付けられた「ミッチーブーム」に日本中がわいた。皇室と国民の間の距離を一気に近づけたことは間違いない。

 天皇、皇后両陛下は即位後、主にお二人で全国を2巡するなど公務に臨んでこられた。平成の日本は阪神大震災、東日本大震災など、数多くの自然災害に見舞われた。ともに被災地を訪ね、被災者を励まされた。

 天皇陛下の真摯(しんし)なお人柄とともに、皇后さまのやさしい笑顔を絶やされない励ましに、人々はどれほど癒やされ、勇気づけられてきたことか。

 外国ご訪問でも、海外の人々の日本への理解を深めるなど、果たされた役割は計り知れない。

 天皇陛下は昨年、85歳の誕生日の際の会見で「皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを、心から労(ねぎら)いたく思います」と、皇后さまへの感謝の気持ちを述べられた。

 皇后さまは84歳の誕生日の際、「ただ陛下の御自身のお立場に対するゆるぎない御覚悟に深く心を打たれ、おそばに上がりました」と、ご結婚のころを振り返られた。強い絆で結ばれたお二人の歩みは、多くの国民の胸に刻まれている。

 平成も残り少なく、令和に引き継がれる。

 10日には民間有志による天皇陛下ご即位30年を祝い感謝する集いが催され、天皇陛下の御製(ぎょせい)と皇后さまの御歌(みうた)に曲をつけた奉祝曲を松任谷由実さんが歌った。両陛下は常に国民を気遣われ、国民から広く慕われてきた。この国柄をつないでいきたい。

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