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【主張】新元号に「令和」 花咲かす日本を目指そう 万葉集からの採用を歓迎する

東京・銀座の「和光」前で、書家が揮毫した新元号「令和」の書をスマホで撮影する人たち=1日午後1時1分
東京・銀座の「和光」前で、書家が揮毫した新元号「令和」の書をスマホで撮影する人たち=1日午後1時1分

 天皇陛下の譲位に伴い、5月1日からの新しい御代(みよ)で用いられる元号が「令和(れいわ)」に決まった。

 飛鳥時代に定められた最初の「大化」(645年)から数えて248番目の元号となる。出典は奈良時代に編まれた日本最古の歌集「万葉集」だ。元号が漢籍(中国古典)からではなく、国書(日本古典)から引用されたのは初めてであり、歓迎したい。

 元号は、国民生活や社会の中でしっかりと息づいている。40年前の元号法制定時(昭和54年)や、「昭和」から「平成」への改元時には、元号への批判が一部にあった。だがそのような声は今、ほとんど聞かれない。

 ≪未来へ繋ぐ伝統文化だ≫

 「令和」の選定をめぐる動きは国民の大きな関心事だった。「平成」に続き「令和」も、国民に受け入れられるだろう。

 万葉集は、天皇から庶民まで多彩な日本人が詠んだ和歌を集めた優れた古典であり、元号の典拠にふさわしい。

 安倍晋三首相は、新元号に込められた願いについて、「一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい」と説明した。

 政府には、新元号が公的文書はもちろん、広く社会で用いられるよう努めてもらいたい。

 日本で暮らし、または旅を楽しむ外国人が、格段に増えた時代である。政府は195カ国の政府や国連などの国際機関に「令和」を通知した。国内にいる外国人にも元号を理解し、親しめるよう工夫をこらしてほしい。

 古代中国の前漢王朝で始まった元号は、漢字文化圏の多くの国で使われてきた。西暦やイスラム暦などとは異なる、東洋の「時のものさし」である。

 現在、元号を使用している国は日本だけになった。日本は、4つ目の「大宝」(701年)から、1300年以上、途切れることなく使い続けてきた。

 日本が継承してきた東洋の生きた文化であるのはもちろん、日本自身にとっても極めて大切な未来へ繋(つな)ぐ伝統文化である。

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