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【論壇時評】3月号 文在寅政権が進める破壊的反日 論説委員・宇都宮尚志

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2018年4月27日、板門店で行われた南北首脳会談で共同宣言に署名し、抱擁する韓国の文在寅大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長。2人は「運命共同体」だ(韓国共同写真記者団撮影)
2018年4月27日、板門店で行われた南北首脳会談で共同宣言に署名し、抱擁する韓国の文在寅大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長。2人は「運命共同体」だ(韓国共同写真記者団撮影)

 日韓の摩擦が過熱している。3月号の月刊誌は「韓国許すまじ」(『正論』)「韓国の卑怯なウソを徹底粉砕!」(『WiLL』)「韓国に止めを!」(『Hanada』)など、憤りの見出しが並んだ。

 いわゆる徴用工(戦時労働者)訴訟や慰安婦問題、自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射事件などの発火元は、すべて韓国である。

 作家の石原慎太郎は『正論』で「他民族による統治と言う屈辱はよくわかるが、その屈辱の歴史的背景を無視し…既に政治的に決着している筈の問題を蒸し返し、要するにまた金をせしめようという魂胆は卑しいとしか言いようもない」「過去の歴史の事実を無視してそれにこだわり国際的なルールまでを無視して言い掛かりをつけ鬱憤をはらしても…所詮自分の首を絞める結果にしかなりはしまい」と述べる。

 まさにその通りだろう。いくら歴史上、日本が悪玉であり、許せないと思っているとはいえ、北朝鮮の核問題に直面している以上、関係を悪化させても韓国の国益にはつながるまい。なぜ、そこまで韓国は執拗(しつよう)に反日行動を繰り返すのか。

 その根底にあるのが、文在寅政権が進める「積弊清算」と「従北民族主義」だ。積弊清算は、建国以来、金大中と盧武鉉の左派政権以外はあしき時代であり、旧弊を破壊すべきだとする考えだ。

 李相哲龍谷大学教授は、文政権のキーワードは積弊清算であり、「保守政権と、親日派だった軍部政権の行ったことは全て清算しようとしている」と述べている(『WiLL』)。日韓請求権協定を反故(ほご)にしようとする試みは、まさしくそのひとつである。

 文在寅の基本的歴史観について、評論家の室谷克実は次のように指摘している。

 「彼の脳内では『親日派=独裁勢力(朴正煕政権)=反共勢力=産業化勢力(財閥)=保守派』とする等式が成り立っている。この等式で結ばれた勢力を『ブルジョア』に読み替えたら、あるいは歴史的正統性を『歴史の必然』と読み直したら…もうマルクス主義の階級闘争論そのものだ」(『WiLL』)。つまり文在寅は「マルクス主義者」であるというのである。

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