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【主張】池江選手の発病 応援のため何ができるか

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 池江璃花子(りかこ)は、プールに咲く大輪の花である。大きく、しなやかな泳ぎだけではない。ゴール後に電光板を振り返る満開の笑顔は、多くの人を幸せな気分にさせてきた。今はただ、一日も早い快癒を願うばかりだ。

 競泳女子の日本のエース、池江が白血病と診断されたことを公表した。自らツイッターに「いまだに信じられず、混乱している状況です」と記しながら、「さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います」とつづっている。

 池江には、「そんなに頑張らなくてもいいよ」と言ってあげたい気持ちもある。周囲には池江が治療に専念できるよう、万全のサポートをお願いしたい。

 治療法が進歩した現在、白血病は不治の病ではない。ただし闘病には、一定の期間を要する。池江の前向きな姿勢が、必ず好結果に結びつくと信じたい。

 まず、治療が優先である。その結果、来年の東京五輪に間に合えば、大きな拍手を送る。間に合わなくても、復帰を温かく見守る。そうありたい。

 海外の好敵手を含む国内外のアスリートがこぞって池江にエールを送っている。リオデジャネイロ五輪の競泳金メダリスト、サラ・ショーストロムはインスタグラムに、池江との写真とともに「涙があふれている。私の全ての力と愛をあなたに送る」と記した。これが、スポーツの良性である。

 池江の活躍に声援を送ってきたファンには何かできることがあるか。この機に、骨髄バンクへのドナー(提供者)登録を検討してはどうだろう。

 必ずしも池江の治療には直結しないが、同じ病と闘う人たちの大きな支えとなる。「血液のがん」といわれる白血病の患者は年間約1万人を数え、20代未満では、がんの種別で1位となっている。18歳の池江も、この世代だ。

 日本骨髄バンクによると、白血病などで移植を求める患者2930人に対し、昨年末現在でドナー登録は約49万人という。骨髄移植には白血球の型が一致することが必要で、登録者が多ければ多いほど適合する確率は高くなる。

 病は、白血病だけではない。角膜や臓器提供の意思表示や、献血が救う命もある。できることを、やろう。それが池江への、応援になると信じて。

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