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【台湾有情】神様でも分からない?

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 台湾は今、旧暦新年の連休の真っ最中だ。テレビのニュースでは女性キャスターが赤いチャイナドレスで正月の話題を読み上げている。

 そんな中、6日付の主要4紙のうち3紙が1面トップで、南部・台南市の廟(びょう)で毎年行われる台湾の情勢占いを報じた。2015年春には唐代の女帝、則天武后(そくてんぶこう)が「玉座に就く」と出て、翌年の蔡英文総統の誕生を予言したと話題になった。その廟で今年もおみくじを引こうとしたところ、神様が許さなかったというのだ。

 台湾のおみくじは日本と異なり、いつでも引けるわけではない。神様に聞きたいことを祈りながら、三日月形の赤い木片2つを同時に投げ、双方の表裏が3回連続で一致しなければならない。ところが今年は60回投げても一致せず、廟の代表者が終了を宣言した。「建立358年で初めて」の出来事という。

 これを受け、蔡総統はフェイスブックに「国の運勢は全国民の手にかかっており、台湾はきっと幸運に向かって進んでいく」と書き込んだ。総統府の報道官も同様のコメントを出す一大事となった。だが笑ってはいられない。台湾では来年1月の投票に向け、総統選が本格化する。米中「新冷戦」や中台関係はどう動くのか。先のことは神様でも見通せない、ということなのかもしれない。(田中靖人)

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