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【ロンドンの甃】呉市長の心温まるメッセージ

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広島県呉市の新原芳明市長
広島県呉市の新原芳明市長

 「ペンブロークの皆さまに歴史を遡(さかのぼ)ってお礼申し上げたい」。東郷平八郎元帥ゆかりの銀杏(いちょう)の苗木を日本に“里帰り”させる運動を進めている英南西部ペンブロークの人たちに、広島県呉市の新原芳明(しんはら・よしあけ)市長から心温まるメッセージが届いた。

 英海軍工廠があったペンブロークで明治草創期の軍艦、初代「比叡」が建造された。また日本海海戦(1905年)で勝利した東郷が滞在したことから「わが街こそ日本海軍発祥の地なり」と言い伝えられていると報じた小欄を読んだ新原市長が、苗木の受け入れを申し出た。

 新原市長は「東郷元帥が第2代参謀長として着任した旧呉鎮守府が開庁130年の今年、東郷旧居跡などへ植樹したい」と応じた。これを伝え聞いたペンブローク市民からは、呉市と姉妹都市提携の意見も出た。

 「英国の人に育てていただいたことに感謝」。東郷を祭神とする東郷神社(東京都渋谷区)も名乗りを上げ、今秋以降に“里帰り”が実現する見通しだ。

 ただ英国で育てた苗木を、土壌の違う日本に根付かせるには一定期間、日本の植物園で育成する必要がある。英国人が東郷元帥を「東洋のネルソン提督」と敬意を表して育てた銀杏の苗木を、手弁当で育ててくれる植物園が見つかることを期待してやまない。(岡部伸)

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