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【ポトマック通信】場所は変われども…

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 利用している携帯の地図アプリから、年の初めに届いた通知メールに驚いた。

 昨年訪れた場所の履歴データだったのだが、6カ国40都市に足を運び、移動距離は地球2・2周分だったというのだ。海外出張が多かった一年を振り返り、お世話になった取材先にしばし思いをはせた。

 さて、米西海岸のロサンゼルスから首都ワシントンへ異動となり約3週間。主な取材対象が事件・事故、スポーツ、芸能といった分野から政治メインとなり、日々新たな勉強の毎日だ。

 先日は、北朝鮮の非核化をめぐる2度目の米朝首脳会談の実現に向けた協議のためワシントンを訪れた、金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長の「張り番」に当たった。滞在先のホテルの前で何時間も出てくるのを待つのだが、気温はほぼ0度で雪が舞う。しかも出入り口をしばしば変える巧みな戦術に翻弄されっぱなしだった。

 昨年の同じ頃は、恩赦を受けたペルーのフジモリ元大統領が入院する病院前で張り番を続けていたことを思い起こし、「やっていることは変わらないな」と思わず苦笑した。取材の対象が変わったとはいえ、記者の仕事の基本は変わらないと改めて感じる。身が引き締まるのは、何も気候温暖なカリフォルニアから移ってきたからというわけではない。(住井亨介)

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