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【千夜一夜】冷え込むカイロの冬

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 世界屈指のパリ・オペラ座バレエのメンバーが1月上旬、エジプトの首都カイロのオペラハウスで公演したので、足を運んだ。席は最前列でパフォーマンスもすばらしかったのだが、劇場内に冷たい風が流れ込んで足が冷え、風邪をひきそうになった。

 意外に思う方もいると思うが、カイロの冬は結構寒い。今年の冬は特に冷える。熱暑の期間が長いため住宅は防寒設備に乏しく、床も木材を敷き詰めるなどして、ひんやりするよう造ってある。支局の職員が鼻風邪を引いたり、熱が出て欠勤したりすることもしばしばだ。

 エジプトではここ数年、電気料金やガソリンなどの値段が上がり、庶民の暮らしを圧迫している。知人のエジプト人女性は、「暖房は電気代が高いので、この冬は一度もつけていない。服を着込んで子供と寒さをしのいでいる」と話した。

 支局の職員もそう裕福というわけではなく、自分だけ暖房をつけているのも気が引ける。というわけで電気ヒーターを脇に置き、手袋をして原稿を書いている。

 ただ、夜にぐっすりと眠れるのは助かる。夏場はうだるような暑さで、扇風機をつけていても暑くて汗をかき、目が覚めてしまうほどだ。冬の朝はベッドから出るのがつらいのだが。(佐藤貴生)

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