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【日曜に書く】今年の一字、命を繋ぐ「祈」 論説委員・中本哲也

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 ◆競争と共生を両輪に

 多様な解釈ができるだろう。

 自然選択の柔軟性は、能力の低い個体の生存を許容する。

 能力が異なる個体の混成集団は、能力の高い個体だけの集団より存続する力が強い。

 生存能力がどんなに高い個体も、能力が劣る「仲間」がいなければ生き残れない。

 それぞれの解釈が「共に生きる」ことの意味に結びつく。

 ダウン症児は800~1000人に1人の割合で生まれる。人が生き残っていくための大切な「仲間」。優れた才能を持つ子、重い障害のある子、どちらでもない子と同じだ。生まれくる命が、障害の有無や能力で選別されてはならない。

 自然選択が生物の進化と存続の重要な柱であることは間違いない。人類を含めて地球の生き物は競争と共生の両輪で、38億年にわたって命を存続させてきたのだ。

 繋がることで強くなる。

 金澤翔子さんの「祈」は、すべての人の「光」である。(なかもと てつや)

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